Vol.10
留学生が巡る!-京の秋、味わう風景
2018.11.08
外国出身の方ならではの視点で、京都の様々な場所の魅力をレポートし、記事にまとめました。あなたの旅にも役立つ情報が詰まっています。新しい京都の魅力をチェックしてみてください!
- 今回の旅人
中国出身の25歳、現在、立命館大学情報理工学研究科所属の留学生。言語情報を専攻する
高校時代から日本に深く興味を持って、高校卒業した後、日本へ留学することを決意した。趣味は映画鑑賞とボードゲームです
京都の秋
京都の秋、それは紅葉狩りの季節です。鮮やかな紅葉に囲まれた、自然の風景を満喫できる場所―――嵐山。
ここは古くから人々に愛された名所、平安時期から、貴族らが競い合うように山荘や寺院を建立し、その風雅な景色を楽しみ、嵐山をモチーフとして多くの和歌を詠みました。有名な『小倉百人一首』もここで編まれたと伝わっています。
嵐山へのアクセス
京都駅(JR)から嵐山へ行く場合
JRの嵯峨野線を利用して行くのが一番便利です。
京都駅(JR)でJR嵯峨野線(園部・亀岡方面)に乗って、嵯峨嵐山駅(JR)で降りると、
約15分で嵐山に到着できます。
- 渡月橋
渡月橋の架かる川の両岸には、嵐山や松尾山、小倉山が優美な稜線を描き、その奥には多くの山々が連なります。山肌の木々が季節を彩り、川のせせらぎや鳥の歌声も豊かな音色を奏でいて、まさに"花鳥風月”とはこのことです。
渡月橋を渡り、目に映るのは、まさに和風の町、まるで時を超えたみたいな古風な町でお菓子やお土産がたくさん売られています。
お菓子とお土産以外にデザートの店もたくさんあります、デザートを食べながら秋の嵐山で散歩するのも風雅の一つです。
ここでは渡月橋のとなりの「新八茶屋」をおすすめします、たくさんの味のアイスクリームがあり、自由に選択し、組み合わせることができます。
新八茶屋
〒616-8384
京都市右京区嵯峨天龍寺造路町37-17
URL:http://www.sinpachi.com/index.htm
渡月橋のとなりで、橋を渡るとすぐ見える
アイスクリームの味を自由に選択して組み合わせることができます
ソフトクリームを食べて、散歩しながら、秋の風景を満喫しましょう
秋の涼しい風と甘いアイスクリーム、それらと伴うのは紅葉の鮮やかな色
京の秋を見るだけではなく、その風景を味わうような感覚があります。
渡月橋の付近での観光名所は天龍寺です。渡月橋から歩く約5分ぐらいの距離にあるので、
アイスクリームを食べ終わったら、のんびりにそちらへ行きましょう。
天龍寺
京都五山の第一位とされる天龍寺はここ嵐山にあります。暦応2(1339)年に後醍醐天皇を供養するため足利尊氏が建立した寺。夢窓疎石を開山とし、大方丈裏の嵐山や、庭園の西に位置する亀山を借景にした雄大な"曹源池庭園”が見どころです。
曹源池庭園
日本で有名な庭園で、四季によって風景が全然違います。
方丈からみた曹源池中央正面には2枚の巨岩を立て龍門の滝としています。龍門の滝とは中国の登龍門の故事になぞらえたもので、鯉魚石を配するが、通常の鯉魚石が滝の下に置かれているのに対し、この石は滝の流れの横に置かれており、龍と化す途中の姿を現す珍しい姿をしています。
春の花、夏の風、秋の月、冬の雪
まさに"風花雪月"の場です。
雲龍図
天龍寺法堂の天井に日本画家加山又造画伯(1927~2004)により「雲龍図」が描かれています。
歩き疲れたら、少し休憩しましょう、座ってゆっくり嵐山の風雅を味わう場所はここ「茶寮 八翠」をオススメします。
座って嵐山の絶景を一望できます。
茶寮 八翠
11:00~17:00
京都府京都市右京区
芒ノ馬場12翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都敷地内
URL:http://www.suirankyoto.com/
座って食べながら
秋の嵐山の風景を味わいましょう。
店特製の黒豆入りチーズケーキの甘さ
と抹茶の苦み
両者のバランスによる組み合わせは
絶品としか言えません!
嵐山で一番静かなどころ――竹林の小径
数万本の竹が生い茂る一帯には、竹林を縫うように小径が張り巡らされており、のんびりと歩けば、平安時代の風雅を肌で感じることができます。
夏はサラサラと音を立ててゆれてまるで竹たちの風の演奏のように、涼を感じられます。
夜の竹林には点灯があり、また別の風景を楽しむことができます。
一日観光の最後、急いで帰らず、お腹を満足した後帰りましょう
嵐山の「廣川」は絶対満足できます。
素材の良さ、水の良さ、火の良さ、そして卓越した調理技術による
鰻料理は見過ごすことができませんよ。
廣川
都府京都市右京区
嵯峨天龍寺北造路町44-1
営業時間:
午前11時30分~午後2時30分
午後5時~9時(オーダーは8時まで)
定休日:
月曜日※1月下旬、5月中旬、10月上旬、年末年始に連休
京の秋、その風景は決して見るだけ満喫できるものではありません。
その風景の味を実際に味わいましょう。
この鮮やかな京の秋、
味わえる風景があなたを待っています。
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