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Vol.43

「三大祭り」で京都の歴史を感じよう!

2022.10.12

京都には清水寺や八坂神社など伝統的な雰囲気を感じられる神社·仏閣がたくさんあり、京都のゆったりとした雰囲気を楽しむことができますよね。今の首都は、東京ですが、平安京への遷都から明治時代にいたる1869年まで、京都は1000年以上日本の都でした。京都市街の道路が碁盤の目のようと例えることがありますが、これは当時平安京として整備された道路がそのまま使われているからなのです。このように京都には、歴史が色濃く残っています。
お祭りでは、そのような静かで優雅なイメージの雰囲気の京都とはまた違いにぎやかな京都の一面を見ることができます。また歴史的な行事を生で見ることができるので外国人観光客の方々には参加するのにとても良いイベントだと思います!
京都では、年間を通して神社やお寺など色々な場所で季節の行事が行われていますが、
その中でも規模が大きいものが「三大祭り」と呼ばれていて、京都市内だけでなく全国からも多くの人々が集まります。
ここではその京都の代表的な「三大祭り」の魅力をご紹介します。京都の「三大祭り」に行って京都を体感しませんか!


1.日本のお祭りとは?
2.日本のお祭りの楽しみ方
3.京都の「三大祭り」
 


1.日本のお祭りとは?

一年間を通して多彩なお祭りが行われていますが、実際にどんなお祭りがあるのかわからないという方が多いのではないでしょうか。
ぜひ、日本には「どんなお祭りがあるのか」、「どのように楽しむのか」を見ていってください!

 

◆神社が行うお祭り
神社が行うお祭りでは、「神様への感謝」や「疫病退散」、「厄除け」などを目的として行われてきました。例えば、今回紹介する三大祭りは、収穫を祈る「葵祭」、厄除けを目的とする「祇園祭り」、「時代祭り」は京都の発展を願うことを目的に行います。その行事として、
山鉾やお神輿などの伝統的な行事があり、その地域の人々がその行事に参加し盛り上げます。

 

◆踊りを楽しむお祭り
日本には伝統的な「踊り」が主なお祭りがあります。高知県の「よさこい祭り」、徳島県が有名な「阿波おどり」などがあり、鮮やかな衣装を身にまとい、お囃子を奏で、掛け声をかけながら街を練り歩きます。その地域の大勢の人々が数ヶ月の練習期間をかけて準備するという大きなイベントで、その土地の生き生きとした熱気を感じられます。
また、先ほどの人々に見せるための踊り手が踊るお祭りとは違い、誰でも踊りに参加できる「盆踊り」というものもあります。八月中旬の盆の時期に行われ、広場の中央に「やぐら」と呼ばれる木材を高く組み立てた建物を建て、その周りを回りながら音楽に合わせて踊ります。振り付けは決まったものがありますが、踊っている人の見様見真似で簡単に踊れて誰でも楽しめます。

 

◆花火大会

花火大会は日本の夏の風物詩として全国各地で開催されています。基本的に川や海の近くで行われ、多くの人々が観覧しに訪れます。
実は、日本の花火は世界の花火と違い、球形に開く花火があったり、空中で火薬の色が変化するなどの特徴があり、日本の繊細な美しさが見ることができます。

 

このようにお祭りは、宗教的な行事というよりかは、季節のイベントとして楽しむ人が多く、家族や友達、デートで行くこともあり誰でも自由に参加することができます。
 

 

2.日本のお祭りの楽しみ方

また、日本のお祭りでは伝統的な行事を見る他にも色々な楽しみ方があります。

◆出店

日本のお祭りでは、ほとんどのお祭りで屋台が並び、食べ物やゲームを楽しむことができます。屋台の食べ物は、食べ歩きがしやすく、すぐにできあがるものが定番になっており、たこ焼きや焼きそばなどお腹を満たすものや、りんご飴やわたがしなどのスイーツのようなもの、他にも唐揚げや焼きとうもろこし、かき氷などがあります。りんご飴は普段はあまり見かけることはなく、屋台ならではの食べ物です。見た目が可愛いため、子供や女性に人気です!わたがしは、アニメのキャラクターが載った包装のものあり、特に子供に人気です。
ゲームは、水槽に入れられた金魚をすくってとる遊びの「金魚すくい」、「射的」といって並べられた景品をおもちゃの鉄砲で撃ち落としてもらうもの、離れたところにある棒に輪を投げ入れる「わなげ」などがあり、景品を貰えるゲームが多くあります。
どれも300円~500円ぐらいの値段で、色んな食べ物やゲームを楽しめます。ただし、基本的に現金払いなので注意が必要です。これから紹介する葵祭と祇園祭りも通常屋台がでています。

 

◆浴衣

 

夏のお祭りでは、老若男女問わず浴衣(夏に着る着物)を着る人がみられます。自身が浴衣を着ていなくても、着ている人を見ることで夏の風情を感じられます。
京都には、浴衣をレンタルし着付けられるお店がたくさんあるので、外国人観光客の方でも浴衣を着てお祭りに行くことができます。

 

3.京都の「三大祭り」

 

◆葵祭

 

  

 

葵祭は今から約1500年前に始まったとされる下鴨神社と上賀茂神社の例祭(神社で毎年行われる祭りのうち、最も重要とされるもの)です。5月初旬から様々な儀式が行われ、5月15日には平安装束をまとった人々総勢500人以上、「御所車」と呼ばれる牛車、馬36頭などが街中を練り歩く「路頭の儀」が行われます。伝統的な装束や乗り物はとても優雅で美しく、平安時代にタイムスリップしたような気分を味わうことができます。

【詳細】

・日時:5月15日
・会場:上賀茂神社・下鴨神社
・最寄り駅:京都御所(出発地)「今出川駅」「丸太町駅」、下鴨神社(中継地)「出町柳駅」、上賀茂神社(到着地)「北山駅」


行列は10:30に京都御所を出発し、11:40に下鴨神社に到着。14:20に下鴨神社を出発し、15:30に上賀茂神社に到着するということです。

無料でも観覧出来ますが、「路頭の儀」は大行列なので、じっくり観覧するには京都御苑と下鴨神社参道の有料観覧席もオススメです!
通過時間:京都御苑10:30頃、下鴨神社参道11:40頃
料金:一般席は2700円で全席指定席。※チケットの発売は、1か月前の4月の初旬から

 

◆祇園祭り

  

祇園祭の「山鉾巡行」はユネスコ無形文化遺産にも登録されている、日本でも有名なお祭りです。1ヶ月にわたって様々な祭事が行われる八坂神社の祭礼(お祭りの儀式)です。なかでも、祭りの注目は、7月17日(前祭)と7月24日(後祭)の「山鉾巡行」(山:人形を飾り網で引く屋台のこと。鉾:屋台の上に立てて飾るもの。)になっています。これに、神様が乗り移り、地域の住民の生活を見守るとされています。山鉾は、豪華で美しい刺繍や織物、装飾品がほどこされており、「動く美術館」とも呼ばれているほどです。宵山と呼ばれる期間の夜には提灯に明かりが灯り、祇園囃子が流れるなか山鉾を鑑賞できます。また、山鉾の人形や懸装品(織物など)が飾られます。

 

【詳細】

・開催期間:7月1日~7月31日までの約1ヶ月
・宵山(前祭):7月14日~7月16日
・山鉾巡行(前祭):7月17日
・屋台露出:7月15日~7月16日
・宵山(後祭):7月21日~7月23日
・山鉾巡行(後祭):7月24日
・会場:八坂神社
・最寄り駅:阪急「烏丸駅」「河原町駅」・京阪「祇園四条駅」など

 

無料で観覧もできますが、有料観覧席では豪華な山鉾をゆっくりと観覧できます!
前祭:場所は、御池通の寺町通から新町通の間。通過時間は、10:20頃(寺町通)、11:20頃(新町御池)
後祭:場所は、御池通の寺町通から河原町通の間及び烏丸御池周辺。通過時間は、9時30分頃
料金:一般席4100円。※チケット販売は6月初旬から


また、祇園祭では京都府警の「通訳部隊」が発足されます。
祇園祭の期間中に、京都府警が結成している「通訳部隊」というものがあり、コミュニケーション不足によるトラブルを防ぐことを目的としています。電光掲示板で隊員がいる車を示しているので、祇園祭に行ってみた際には見つけてみてはどうでしょうか?
 

◆時代祭

時代祭は、平安遷都1100年を記念して明治28年(1895年)に始まったお祭りで、平安神宮の大祭です。約2千人の市民が街を練り歩く時代風俗行列が見どころです。時代風俗行列では、日本最強の武将(織田信長)や平安時代の代表的な作家(紫式部)などの人物が次々と登場し、京都の歴史が蘇ります。ちなみに行列には芸妓さんや舞妓さんも参加されています。

 

【詳細】
・日時:10月22日
・会場:平安神宮
・最寄り駅:「今出川駅」「東山駅」

 

無料でも観覧できますが、2時間かけて行われるので座って見ることができる有料観覧席もオススメです!また、パンフレットも配布されるので、登場人物がわかります。
場所と通過時間:京都御苑(正午頃)、御池通(午後12時50分頃)、平安神宮通(午後2時20分頃)
料金:一般席3500円。

おわりに

京都の魅力溢れる「三大祭り」に行きたくなりましたか?また、日本ならではのお祭りに楽しみ方を知っていただけましたでしょうか。日本のお祭りでは、歴史的な伝統文化が生で見ることができ、体感することができます。
日本に訪れた際はぜひ京都の「三大祭り」に参加してみてはいかがでしょうか?
 

画像出典:京都フリー写真素材フリー素材.com

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